2013/11/05山本太郎記者会見書き起こし

山本太郎記者会見2013/11/05 18:07ごろ

 

司会者

お待たせしました、えーそれではあのー今から

山本の声明のほう行わさせていただきます。

ただしあの、次のちょっと都合がございまして、あのー

声明の方、手短に、ちょっと終わらさせていただく形になります。

よろしくお願いいたします。

 

(山本一礼して入る)

 

山本

どうもお疲れ様です。えー、今ですね。

議運の方、さきほどですか、お話がありまして、

今月の8日までに、自分自身で、自分自身の、進退を、

明らかにするようにという、言葉を頂きました。

で、8日まで、これは待つ必要というのは、あるんでしょうかと、

すぐにお答えしても、いいものなんでしょうかってことを、

お聞きしましたところ、

今日でも問題はない。てことを、言っていただきまして、

で、ぼくが、あのー、言った言葉は、

自分自身で職を辞することはないと。

67万人近くの方々と、約束したことがありますので、

そのことをまだ、達成できていない。

僕には67万人の方が、67万人近くの方々と、約束したことがあるので。

今、職を辞する訳にはいかないと。

で、今回のことなんですけれども、

僕が、陛下に、お手紙をお渡しすることによって、

このような大きな騒ぎになってしまった、

その中で僕が一番猛省しなければならないことは、

陛下の、ご宸襟を、悩ませることになってしまった。

そのことに対して、猛省する必要があると思います。

そして今も、猛省している最中であります。

何より園遊会という、園遊会という場に対しての、僕自身の認識といいますか、

思慮深さ、という部分において、足りない部分があったのだと思います。

ということを、お伝えしました。

そのような状況を、沢山の方々、議員の先輩の方々であったりとか、

いろいろな方から、教えていただきました、ということを、お伝えしました。

ま、あの、国権の最高機関、その一員、一員であるっていう

もっともっと強い認識が、自分自身の中に必要であるとともに、

今こうやって喋ってる瞬間にも、

被曝させられ続けている子どもたちもいて、

それだけではなく、安全ではない食品の安全基準、

これによって、日本中が被曝させられているような事態が進行している。

それだけじゃなく、今僕達がこの場でこいうふうに喋っていられるのも、

収束作業に、命を削りながら、劣悪な労働環境の中で、搾取されている、

収束作業員のみなさんが、いていただけるおかげだと、

でもこの全てを、秘密にできてしまう、

そしてぼくたちの人間としての尊厳を奪ってしまう、特定秘密保護法案。

このことに関しても全力で、自分自身、

立ち向かっていかなきゃならないということを新たにしました。

(司会者に合図)

 

司会者

すいませんあのー、次あのー山本のほうがちょ予定ございまして、

すいません2・3人ちょっと質問、申し訳ないんですけどお立ちして、

受け付けますんで、どなっすか。

あ、どうぞそちらの方。

 

山本

あ、マイクを、フォローしたほうがいいんじゃないかな。

 

田中

フリーのジャーナリストの田中龍作ともうします。よろしくお願いします。

あのー、んーと、メディアの論調は、

えー、政治利用だとか、不謹慎だとか、常識をわきまえていないとか、っていう

えーいうふうに、まあ、批判的ですが、

えー、当の福島の方々に、実際聞いてみると、

えーまあよくやってくれたと、もし太郎さんがやられないんだったら、

山本太郎議員がやられないんだったら、

我々がやるんだと、いうふうに、ほとんどの方答えるんですが、

いま、福島にはどういうことを伝えたいですか。

 

山本

まず言いたいことは、東京の電力のために、ほんとうに辛い立場に、

辛い立場に置くような状況になってしまって、

不条理を押し付けるような形になってしまって、本当に申し訳ありませんと。

その東京が、この被爆という事実を隠して、そして嘘までついて、

オリンピックというものを誘致する。そして実際に復興支援を、

その部分に使われるためのお金が、全然関係ないところに使われていると、

この国は、本当に、東北を、福島だけではなく東北を、

そしてこの国に住む人々を守る気があるのかと、

そのような局面だと思うんです今。

何よりも、この原発事故に因る不条理というものを、一気に押し付けられた、

汚染は福島にしか存在しないような政府発表、そして報道姿勢、福島だけではない。

福島には三箇所ありますよね、浜通り、中通り、会津。

会津地方は、東京よりも線量が低い場所だってある。

どうして福島っていう一箇所だけに、その、汚染というものを、

ものだけではなく、その、感覚として押し付けるのかと、

東京にだってホットスポットはあるよ。

今もその中で、声を上げられないお母さんたちが、

どうやって子どもを守のかっていうことで戦ってるよ。

ま、なんといいますか、本当に、今、

福島はもちろんのことですけど、

福島、福島の人々に押し付けられた不条理というものを、

この国全体で、向き合っていかないことには、

必ず、福島の東電原発が、距離がいくらあろうとも、

すべての人が、有事には、

まあ、違いますね、切り捨てられたのは福島だけじゃないんですよね。

全ての、この国に住む全ての人達が切り捨てられたっていう

現状があります。本当に。

同じこの国に住むものとして、日本人として、

この不条理に対しては、絶対的に反対していきながら、

そして、少しでも本当の意味で寄り添う、

言葉だけの復興じゃなく、言葉だけの応援ではなく、

本当の意味での、根本の命を守るっていう意味での、

変革っていうものが、今政治の中に必要なんだと、

そういう部分、そういう思い、余ったのが、

今回のことにつながってしまった部分あると思うんですけど。

 

田中

あの園遊会でも、あの、パフォーマンスだとか政治利用だとか、

(聞き取れない)になったわけですね。

 

山本

あの、自分の想像力のなさといいますか、

ここまで長期間にわたって、たくさんのバッシングを受けたり、

励ましの言葉を頂いたり、ということになるとは、

思わなかったという部分が本当に浅はかな部分だなと思います。

でも本当に今自分が、国会議員になって、3ヶ月、

本当に今すぐにやりたいこと、命を守るために、

すぐにでも始めなきゃいけないこと、

予防原則に則ってやらなきゃいけないことに、

なかなか変化をもたらせない。

その歯がゆさ、あせり、そのようなものが、

自分自身を動かしたのかなと思います。

 

(会場から挙手)

 

司会者

はい、えー、じゃ、その目の前、前、

 

文化放送石森

すいません、あの文化放送の石森と申しますけれども、

改めてお伺いしますが、あのー、陛下にですね、具体的に、

なにをしてもらおうと思ったんでしょうか、というのがひとつ。

それから、内閣委員会にですね、議員バッジを外されてたようですが、

何か意味合いがあったんでしょうか。

 

山本

陛下に対してしたためさせていただいたお手紙、

その内容については、本当にいま東日本全域に渡る、この汚染、

全て均一ではないです。まだら状に広がっています、

この状況下から健康被害というものが、報告されている中で、

今手を打たないと、本当にまずいことになってしまうという

現状を、お伝えしたかった。

それだけじゃなく、収束作業員の方々が、

本当に搾取されながら、命削りながら、

僕達のために働いてくださっていること、

まあ自分自身、下請けの方々だったりだとか、

下請けの社長さんだったり、そういう方々から直接、

お話をうかがう機会があるので、あったので、

その実情っていうものを知っていただきたい。

ま、もちろんあの政治というものに対しての、

介入するような、あの、ポジションにはいらっしゃらない。

ということは、存じ上げてます、あの、権能っていうんですか。

でも、自分自身の今知っていることを、ぜひ知っていただきたいと、

もちろん、そのお手紙をお渡しする前にも、

陛下が東北そして福島に、自ら脚をお運びになって、

いろんな方々と寄り添っている姿というのは、

もう十二分に知っていました。

でもその、直接の現場の声というものは、

ひょっとしたら、お知りにならないかもしれない。

そういう部分もあったかもしれないす。

その部分も是非知っていただきたいっていう思いですね。

で、今日の内閣委員会なんですけれども、

あまりにもバタバタとしていまして、

間違えて、あの、秘書のブレザーを着て行っちゃったんですね(笑)すいません。

で、質問の前に、あーって軽く、軽く背筋を伸ばした時に、

あれ?全く違和感がないというか、バッジが付いてなかったんですよね。

なにか、みなさんの中では、なにか意味合いのあることなのかなって、

思われたのかもしれないですけど

えー、急ぎすぎてて、秘書のジャケットを着てきてしまった。

というだけです。はい。

 

石森

わかりました。あの知っていただきたいという気持ちはわかったんですが、

知っていただいた上で、陛下に何をしていただこうとしたんでしょうか。

 

山本

もちろん先程も、申しましたとおり、政治に対して、何か

何かの権利をお持ちになるわけではないことは、存じ上げてましたので、

この現状、もちろん聡明で博識な方だということは、

もう、いろんな方々からお伺いしてるので、

わかっていることなんですけれども、本当に、

自分自身の知ったことを、陛下に知っていただきたい。

という思いでした。

 

司会者

申し訳ございませんあのー、お待たせして恐縮なんですけれども、

次の予定がありまして、本日はこれで終了させていただきます。

(聞き取れない)終わらせていただきます。

あとあの、本日の山本の質疑の内容、

ペーパーでテキストで出しておりますので、

後ろの(聞き取れない)お持ちいただきたいと思います。

それではありがとうございました。

(山本一礼して退場)